主にインスタグラムで「結局怖いのは人間だよね」というテーマで実話をもとにした漫画を描き、56.2万人のフォロワーがいる、ちなきちさんの人気作『僕と帰ってこない妻』。主人公は妻と子を持つ、ごく普通の会社員・倉田和樹。周りからはイクメンでよくできた夫だと評価されていますが、妻の雪穂が家出し帰ってきません。なぜ2人はすれ違ってしまったのか。夫婦関係が変化した、妊娠初期のことを和樹は振り返ります。

前編【「夫婦なんだから相談して」何を言っても聞く耳を持たない夫の“自分勝手な言い分”】から続く、後編記事です。

妻の話に耳をかさず自分のことばかり

妻の妊娠、そして退職をきっかけに大黒柱として会社での評価を得ようと奮闘する夫の和樹。嫌いだった上司にも媚びへつらうことで会社での評判を上げていきます。

それと同時に主婦として家にいる雪穂への態度が横暴になり、「主婦なら家のことくらいきちんとすべき」など注意をするように。

さらに和樹は子育てに対しても後ろ向きな雰囲気が…。両親学級も、赤ちゃん用品の買い出しにも付き合おうとはしません。それにも拘らず、文句だけは一丁前。赤ちゃん用品をネット購入した雪穂に和樹は不満タラタラ。

「俺が働いているのだから」と買った商品にも口出しをします。さすがの雪穂も「これは自分の貯金から買ったものだ」と反論しますが、和樹は理解してくれません。挙句の果てには「相談してもらえなくて悲しい」とまで言い出す始末。

『僕と帰ってこない妻』#32(前編)より。漫画/ちなきち
 

雪穂が話そうとしても耳をかさなかったのはどこの誰だ、と言いたくなりますが、最終的には和樹のコロコロと変わる自分勝手な態度に呆れて対話することを諦めてしまうのでした……。

それでは続きをご覧ください。

漫画/ちなきち