2022.05.02

やらないと家族が「大迷惑」…死ぬ前に必ずしておくべき「簡単手続き10」

ついつい先延ばしにしがちだが…
週刊現代 プロフィール

そうした通帳をもとに、預金の名義変更をしようとする。だが、冒頭の鳥居さんの体験談のように、待ち受けているのは「手続き地獄」だ。

銀行口座の名義変更に必要な申請書類は、各銀行で形式が違う。それを完璧に書き上げ、印鑑証明書、遺産分割協議書(または遺言書)、戸籍謄本といった書類の束を揃えていかなければならない。

相続税申告の期限は10ヵ月。地方にある口座の名義変更に駆けずり回ることになれば、間に合わなくなる恐れもある。

家族に辛い思いをさせないためには、(2)不要な銀行口座を解約することが重要だ。少額の口座があるが、解約までしなくていいと放置している人もいるだろう。

だが、そんな口座も家族からすれば、いくら入っているかわからない「ブラックボックス」だ。まとまった財産を期待してめんどうな手続きをしたのに、わずかな金額しかなければ落胆も深いだろう。

Photo by iStockPhoto by iStock
 

「日常で使う口座と財産を置く口座に分け、数を減らすことで管理しやすくしておくといいでしょう。相続後の手続きがスムーズに行えます」(行政書士・阿部惠子氏)

りそな銀行や三井住友銀行など、未利用口座から年1000円以上の口座管理手数料を取る銀行も増えている。解約しないと損をし続けるだけだ。

「貸金庫」はトラブルの元

銀行に足を運んで(3)口座の代理人カードを作成する手続きもやっておくべきだ。夫の口座の代理人カードを妻名義で作れば、妻が夫の預金を代理で引き出せるようになる。

たかがカード1枚だが、あるかないかで大違い。都内在住の山田和子さん(70歳・仮名)は「そんな便利なものがあるとは知らなかった」と驚いた。

SPONSORED