2022.05.02

やらないと家族が「大迷惑」…死ぬ前に必ずしておくべき「簡単手続き10」

ついつい先延ばしにしがちだが…
週刊現代 プロフィール

「夫が認知症になり、銀行窓口で『口座は凍結されるので、後見人をつけてください』と言われてしまった。生まれて初めて家庭裁判所に行き、説明を受けるままに、後見人の申し立てをしました。

弁護士が後見人につきましたが、出金のたびに用途を報告しなければならないのが非常に不便です。しかも毎月6万円も報酬を払わないといけません」(山田さん)

代理人カードさえあれば、後見人を使わずとも、妻は何の問題もなく夫の預金を下ろせる。発行の手続きは夫自身が通帳と届出印を持って窓口に行くだけ。妻が窓口に行く必要すらない。

【表】これだけはやっておく10の相続の手続き
 

「保険金」をもらい損ねることも…

次に(4)保険証券を揃えて、内容を確認しよう。60歳以上の人であれば、平均869万円の生命保険を用意しているというデータがある(生命保険文化センター)。ところが、この保険の存在を伝えないまま亡くなってしまい、家族が保険金をもらい損ねるケースが多発している。

それだけではない。保険金を、誰が、いくら受け取るのかを把握して家族と認識を共有しておかないと、思わぬ「争続」に発展しかねない。

「保険金は『みなし相続財産』と呼ばれ、『遺産を半分ずつ分けよう』などという時の遺産には含まれません。二人兄弟で父親の遺産を半分ずつ分けたのに、実は長男だけ保険金1000万円を受け取れるといったケースもあります。父親から事前に何も聞かされていなければ、次男が長男に対し不満を抱きトラブルになるかもしれません」(阿部氏)

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