2022.05.02

やらないと家族が「大迷惑」…死ぬ前に必ずしておくべき「簡単手続き10」

ついつい先延ばしにしがちだが…
週刊現代 プロフィール

だが、家族は亡くなった人の昔の本籍地がどこかを知らないことがほとんどだ。とりあえず現住所から戸籍謄本を取ってみると「××県××市の戸籍から入籍」などと書かれている。これで一つ前の本籍地がわかるので、一ヵ所ずつ遡って戸籍謄本を集めていくしかない。

郵送でも入手できるが、戸籍謄本が届くまで最低でも1週間は待たされる。戸籍謄本がすべて集まらないと、銀行も不動産も名義変更は一切できず、手続きは前に進まない。だからこそ、古い戸籍ほど自分で先に取っておくのが親切だろう。

 

肝心の保管場所

最後に、(10)通帳や家の権利証の保管場所を決める。ここで保管場所選びを間違えてはいけない。

「私の父は、遺言書を用意するほど入念に相続の準備をしていました。ところが肝心の遺言書が銀行の貸金庫にしまわれていたのです」(小池秀幸さん・66歳・仮名)

貸金庫を開けるには、原則「相続人全員の立ち会い」が必須だ。小池さんは、相続人である母親ときょうだい全員が集まれる日が決まらず、2ヵ月以上かかったと言う。

防犯上の不安があるなら、貸金庫ではなく自宅に鍵付きの引き出しを用意し、その鍵は家の鍵などと一緒に持っておけば失くすこともない。

上の表にある10の手続きからやってみる。はじめの一歩を踏み出せば、ややこしそうな相続も簡単に感じられるはずだ。

中編記事『やらないと家族が「大迷惑」…死ぬ前に必ずしておくべき「簡単手続き10」』では、相続で失敗する人が陥りがちな50項目を表にまとめ解説する。

『週刊現代』2022年4月30日・5月7日号より

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