2022.05.02

大金を失うこともある…「危険度の高い」相続と贈与の「意外な落とし穴50」

間違えると苦労が水の泡

相続と贈与の手続きは難しそうだし、今やらなくてもいいだろうとついつい先延ばしにしてきた人は多いはず。しかし、重い腰を上げないと、いつか家族に多大な迷惑をかけることになりかねない。前編記事『やらないと家族が「大迷惑」…死ぬ前に必ずしておくべき「簡単手続き10」』ではそんな煩雑な手続きのなかから、これだけはやっておくへき10の手続きを紹介した。

相続の意外な手続きと落とし穴は、まだまだある、特に失敗すれば大金を失ったり、果てしない労力を奪われる恐れもあるというが…。

突然、借金を背負わされる

遺言書を書いたり、子供や孫におカネを渡したり、節税用の不動産を買ったり……。相続と贈与の踏み込んだ手続きをしようとすれば、それだけ増える「落とし穴」に気をつけなければならない。次ページからの表にまとめた50項目は、特に失敗する人が多いものだ。

なかには、大金を失い、果てしない労力を奪われる失敗もある。そうした「危険度」が高いミスを中心に見ていこう。

「亡くなった人が借金をしていたら、相続放棄できる。それくらい私も知っていました。でも夫の財産を相続して1年経ってから、予想外の『借金』が降って来るとは思いもしませんでした」

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こう嘆くのは都内に住む渡辺幸恵さん(76歳・仮名)。夫の死後、2000万円分の自宅と1000万円の現金を相続した。

ところが、ひとりの生活にようやく慣れてきた頃、一通の手紙が届いた。

「『連帯保証人になっているから、借金400万円を払え』という内容が書いてあったのです。何が起きているのか理解できず、頭が真っ白になりました」(渡辺さん)

実は夫は生前に、知り合いの企業経営者の借金の(3)連帯保証人となっていた。

そして死後、それが自動的に妻に相続されてしまったのである。

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