2022.05.02

「遺言書」間違い探し…ちょっとした書き間違いや、事実誤認、この「6つのミス」で苦労がすべて水の泡に

相続と贈与の踏み込んだ手続きをしようとすれば、それだけ増える「落とし穴」に気をつけなければならない。そんな失敗にに陥らないために、中編記事『大金を失うこともある…「危険度の高い」相続と贈与の「意外な落とし穴50」』では相続で陥りがちな50個の失敗例を表にまとめ解説した。

遺言書も同様に書き方によって大失敗に陥る可能性があるという。後悔しない相続をするために、遺言書に関する最低限守らなければならないルールをお伝えする。

欠かせない4つの要素

遺言書は脆く壊れやすい、ガラス細工のようなものだ。ちょっとした書き間違いや、うっかりミスですべてが台無しになる。

遺言書がパーになれば、故人の遺志は霧散し、残された人たちは、遺産分割協議を一から始めなければならない。こうした悲劇を未然に防ぐためにも、最低限知らなければならないことがある。

まずは以下の「遺言書」をご覧いただきたい。一見普通の遺言書に見えるが、実は6つの重大なミスを犯している。この記事を読み進める前に、どこが間違っているのか注意しながら目を通してほしい。

【イラスト】遺言書の間違い探し
 

―さて、あなたはいくつ間違いを見つけることができただろうか。答え合わせをしながら、遺言書を書く上での要点を確認していこう。

一見してわかる、決定的なミスがある。(1)捺印忘れだ。弁護士法人アクロピース代表の佐々木一夫氏が言う。

「捺印忘れは致命的なミスで、遺言書が無効となってしまいます。その他、記入漏れの例として多いのですが、日付と署名が書かれていないものも無効です。この3つだけは、何よりも気をつけておかないといけません」

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