2022.05.07

「ペアローン」を組んだ後に夫が浮気…30代妻を悩ませた「離婚以外」の問題

秋山 芳生 プロフィール

そして、離婚後に一番問題になったのが住宅です。

子どもの生活基盤もあり、ママ友も少なからずいてコミュニティができ始めていました。マンションの売却も考えましたが、夫の浮気が原因で生活の基盤が崩れることが飲み込めなかったため、同じマンションに住み続けたかったTさんは養育費の他にも、夫に慰謝料代わりに住宅ローンの支払いを続けることを要望しました。

そして銀行に対しても、住宅ローンの支払いが滞らなければ問題ないだろうと考えたそうです。

しかし、ここで問題が発生しました。住宅ローンは「借りている人が住宅用に住んでいる」ことが条件になっています。単身赴任のため期間限定で家を空ける場合は、一時的な事情を加味して不問にしてもらえることがあるようですが、「離婚をして一緒に住んでいない」となると、場合によっては銀行からローン残高の一括返済を求められてしまうことがあるからです。

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次に考えたのが、住宅の名義を実際に住んでいるTさんに完全に移すために、住宅ローンを借り換えることです。複数社の銀行をまわりましたが、この場合もTさん一人の与信枠では住宅ローンを借り換えることができず断念となりました。

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