2022.05.08
# 不動産

4420万円の住宅ローンを組んだ「年収640万夫婦」が「破綻」を迎えてしまったワケ

齋藤 剛 プロフィール

毎月、赤字にはならないが、とはいえ貯金することもできない…という状況が続き、本当にこのまま貯金が少ない状況で生活していけるのだろうか? と不安は深まっていきました。

出産のほうは、なんとか無事に迎えることができました。ご主人も奥様もご長男も、それから生まれてきた次男君もみんな頑張りました。

 

貯金の切り崩しが始まった

しかし、出産にも追加費用が発生するなど、いよいよ貯金を崩す時がきてしまいました。ほかにも出費が重なるなか、ご主人は知り合いからアドバイスを受けて住宅ローンの支払い金額を変更(先延ばし)できるという知識も得ました。

しかし、奥様が仕事復帰することが体調の面でも育児の負担の面でも厳しい状況となってしまいました。

ご夫妻は、そもそも住宅ローンを先延ばししたところで良いことはないと考え、また、購入した付近の不動産相場が購入時よりも上がっていたことや、過去のしがらみを振り払って新規一転したいという奥様のご希望、さらに子どもを一人育てるのには2000万~2500万円かかるという現実もあり、最終的に自宅を売却することにしました。

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