問題児であることが推奨される
ハックは非公式に学校がOKにしていますが、学内の警察であるMITポリスが見つけたら取り締まります。

新入生にハック場所を案内をする100人規模のツアーでは、主催者がMITポリスの無線を傍受して、それを聞きながら見張りがいるところを避けつつ、本来行ってはいけないところを紹介するという念の入れようです。
捕まったとしても、MITポリスも「ハック」と知っているので、一番近い出口に案内され「ここから帰れ」と言われる程度です。非公式にいたずらの文化が容認されていて、見つかっても厳罰には処されません。
こういったことは、MITでは問題児が許容されていて、むしろ伝統として推奨されていることが分かる、象徴的なエピソードだと感じました。
日本では「危ないのでやめなさい」と言われるようなこともMITでは許容されているところがあります。