公開中の映画『バブル』は川村元気さんプロデュース、荒木哲彦監督によるアニメ映画。マンガやアニメをこよなく愛する広瀬アリスさんがこの作品のオーディションの話を聞いたのは、映画とドラマをいくつもかけもちしているときだった。結果は見事合格。こうして、重力が壊れた世界で、親を失った子どもたちを支えながら居住禁止区域の‟降泡現象”を調査する科学者・マコトの役を演じ切った。
インタビュー前編ではマンガやアニメへのリスペクトと愛についてたっぷり語って下さった広瀬さん、後編では広瀬さんが生き生きしているその源を伺っていく。

 

カードゲームは勝つまで続ける!

忙しさやプレッシャーをどうにか跳ね除けて、俳優を続けてきた原動力は何かと聞くと、「元々バスケをやっていたこともあって、よく、『本当に根性だけはあるよね』と言われるので、ここまでやってこられたのは、多分その根性のおかげです(笑)。あとは、めちゃくちゃ負けず嫌いなことも関係してるのかもしれないです」という。

「カードゲームなんかやろうものなら、私が気持ちよく終われるまで、つまり自分が勝つまで絶対に続ける!(笑)だから、それでも付き合ってくれるような優しい人しか、カードゲームの相手をしてくれなくなりました(笑)」

撮影/篠塚ようこ

その“負けず嫌い”の質は、俳優になって変わってきた。20歳前後の頃は、自分と他人を比べて、「自分はなぜ上手く演じられないんだろう」とネガティヴになったり、落ち込んだり、自暴自棄になった時期があった。でも、あるタイミングで、「この人には敵わない」「自分の負けを素直に認めよう」と最初から思うことで、一気にラクになった。