2022.05.14

米英豪による安全保障の新枠組み「オーカス」…日本への“お誘い”が「実は本気じゃない」理由

「オーカス」と「ファイブ・アイズ」

5月24日、東京で日・米・豪・印による協力の枠組み「Quad(クアッド)」首脳会合が開催される。ホストの岸田文雄首相、米国のジョー・バイデン大統領、オーストラリアのスコット・モリソン首相、インドのナレンドラ・モディ首相が一堂に会す。

米・豪・印3カ国は英語圏である(インドの公用語はヒンディー語だが、多言語国家の同国はかつて英国の植民地だったこともあり、今や英語が共有語となりつつある)。

Quad首脳会合を控えた今、米・英・豪による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」から日本へ参加の“お誘い”がある。昨年9月に創設されたAUKUSはオーストラリア(Australia)、英国(UK)、米国(USA)の国名の一部を採った造語だ。

photo by gettyimages

南シナ海や東シナ海で海上覇権行動を繰り返す中国艦船の脅威のため米英両国がオーストラリアの原子力潜水艦導入に技術協力、あるいは人口知能(AI)や量子技術など先端軍事技術における米英豪の連携、中露による極超音速ミサイル開発・配備への防御網の構築で合意などがオーカス発足時に掲げられた。

 

一方、機密情報を共有する英語圏の枠組み「Five Eyes(ファイブ・アイズ)」(米・英・カナダ・豪・ニュージーランドの5カ国)がある。米英が主導して創設したこの枠組みは参加国の情報機関が通信傍受施設を相互活用している。

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