2022.05.17
# ライフ

多くの人が知らない…「マンション管理員」という仕事に起きている“大変化”

「マンション住み込み管理」は今

時代や環境の変化で生活スタイルも変化します。

それはマンションも同じ。居住者・管理スタッフの高齢化、建物の老朽化、耐震の問題などが噴出し、「管理業」のあり方が大きく変わってきています。

例えば昭和の時代、マンションの管理員は夫婦で一室に寝泊まりして管理員業務を行う「住み込み管理方式」が少なくありませんでしたが、現在では住み込み方式を採用しているマンションは、本当に少なくなりました。

その要因の一つに、人件費がかかり過ぎることが挙げられます。

住み込み管理員方式は、そのマンションに管理員が寝泊まりしているので、現在増えている管理員が通勤する方式と比べ、勤務時間外の夜中や休日の対応が多くなりがちです。

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居住者が「トイレが詰まって水が流れない」「上の階の人が騒いでいてうるさいので注意してほしい」と言ってくれば、夜中でも対応することも多かったと聞きます。

また、住み込み管理員方式のマンションは築年数が経過したマンションが多く、居住者に一人暮らしの高齢者が多いために多岐にわたるご相談や困りごとが発生することもあります。そのため、管理員さんはそもそも契約に入っていない依頼に対応しなければならないこともあり、結果として勤務時間が大幅に超過して人件費がかかってくるのです。

これに付随して適切な勤怠管理の難しさが問題になる場合もあり、マンションによっては労働基準法で決められた法定労働時間を超えてしまうことが常態化・会社側が処罰されてしまうことも懸念されます。

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