「土地を100億円で購入したとしても、いまの市況なら十分に利益が出るはずです。旭化成は地味ながら手堅い用地買収交渉で、優良物件を発掘する会社として評判が高まっています」(榊氏)
かたや積水ハウスは、地面師に騙された責任を追及され、取引に踏み切った阿部俊則社長(当時)が訴訟を起こされた。
「5月20日には一部の株主に地面師事件の賠償を求められた阿部氏の一審判決が控えています」(前出・経済部記者)
積水ハウスが喉から手が出るほど欲しがった一等地のタワマンに購入希望者が殺到しそうだ。
『週刊現代』2022年5月28日号より