2022.05.25

ロシアの「プーチン」だけじゃない…密かにアメリカを追い込む「意外な国」の名前

ガソリン価格「高騰劇」の全舞台裏
藤 和彦 プロフィール

史上最大規模の「作戦」

もちろん、バイデン政権も国内のガソリン価格高騰に手をこまねているわけではない。

史上最大規模の戦略石油備蓄(SPR)の放出を行っており、SPRから放出された原油で米国の在庫は大幅に増加した。その一部が不足感が生じている欧州市場にも輸出されてもいる。

にもかかわらず、米国内のガソリン価格が一向に下がる兆しが見えてこない。高値のせいでガソリン需要が減少しているものの、国内の在庫は減り続けており、過去5年のレンジの下限よりも少なくなっているからだ。

追い込まれるバイデン大統領 Photo/gettyimages
 

米国の製油所はドライブシーズンを控えたこの時期、ガソリン生産を増やすのが常である。

が、世界的な品不足で既に記録的な高値となっているデイーゼルなどの増産に追われ、ガソリンにまで手が回らない状態となっていることが関係している。

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