ふるさと納税も利用しない手はない。仕事をしている現役世代のみが対象と誤解している人もいるが、年金所得だけの世帯でも住民税を支払っているなら利用できる。
「年間5万円の住民税を納めている年金生活者なら、ふるさと納税できる寄付金の上限は1万円です。1万円の寄付でも、肉や野菜、果物など、もらえる返礼品の選択肢はたくさんあります」(経済アナリストの森永卓郎氏)
ふるさと納税は実質2000円の自己負担で地方の名産をもらえる制度だが、贅沢品を選ぶのは避けたほうがいい。
「生活防衛の観点から、贅沢品ではなく、日常生活で消費するものをもらうのがいいでしょう。たとえば、佐賀県上峰町では1万円の寄付金で佐賀県産のお米20kgをもらえて、非常にお得です」(ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏)