2022.05.27
# 日本株

投資の神様バフェットなら“5大商社の次に狙う”日本銘柄はどこか?

大インフレが迫る中、資源、ゲーム……
大原 浩 プロフィール

「お気に入り」は必ず買う

1929年のNY株式大暴落の後に、コカ・コーラの社長が自社の株価も下がると考えて、自分の持ち株を担保に空売りしたのだが、意に反して株価が上昇して(得ることができるはずの利益を)損をしたという伝説的な話がある。

どうやら、大恐慌の厳しい時代にも、人々は「自分のお気に入りのコーク」を買うための小銭を、何とかして確保したようなのである。

同じように、物価上昇で生活が苦しい中でも「自分のお気に入りの商品」のための「小銭」は出すということだ。

「値上げ宣言」をした花王を締めだしたオーケー(ディスカウントストア)の対応が話題になっている。花王が強気な「値上げ宣言」をすることができるのは、アタック(洗剤)などの強い大衆ブランドを持っているからだ。

 

これまでのデフレでは、消費者に近い小売店が力を持っていたが、これからは商品を供給する側のメーカーが力を持つようになる。特に花王のように「売れ筋ブランド」を持ち「値上げが可能」な企業には大いに注目すべきである。

また、バフェットは、業界ナンバーワン企業を好むが、特にインフレ期では値上げできない弱小企業は淘汰されるから、「一極集中」はさらに進むと考えられる。

インフレ時代には、ノアの箱舟ではないが、「大船に乗る」ことも大事ということである。まずは、その企業が洪水を乗り切ることができる「箱舟」かどうかが極めて重要なのだ。

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