2022.05.26
# 中国

あれれ、習近平腰砕け、「台湾有事に武力関与」のバイデン発言に意外な低姿勢

しょうがないので日本に矛先か

誰がどう見ても「弱腰」だ

バイデン発言に対する中国外務省の反応に関しては、確かに、発言の飛び出た当日の23日、中国外務省の汪文斌報道官は恒例の記者会見で、「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。しかし、外務省を含めた中国政府の公式反応はこれきりであってそれ以外に何も出ていない。

中国政府は平素より、台湾問題こそ中国の一番の核心的利益であって台湾に対するいかなる「内政干渉」も許せないとの強い姿勢を示しているが、「内政干渉」どころか台湾防備への軍事関与にまで踏み込んだバイデン大統領の重大発言に対して、これだけの反応に留まったのはむしろ異例にして意外。驚くべきほどの「大人しさ」を見せているのである。

 

ちなみに去年12月1日、日本の安倍晋三元首相は、台湾のシンクタンクが主催するフォーラムで「台湾有事はすなわち日本有事」と発言したとき、中国外務省は当日の晩、間髪も入れずにして日本の垂秀夫駐中国大使を呼び出して厳重に抗議した。

その時の安倍氏はすでに現役の首相ではなく単なる一国会議員。そして「台湾有事はすなわち日本有事」という発言は日本の台湾有事に対する「軍事関与」を意味するものでもない。にもかかわらず、中国政府は日本の駐中国大使を呼び出して厳重な抗議を行った。

それに比べると、「軍事関与」を明言したバイデン発言に対する中国政府の対応はまさに「生温い」の一言に尽きるが、問題は、本来なら中国側が最も激しく反応しなければならないバイデン発言に対し、今の習近平政権は一体どうして、「弱腰」とも捉えられるこのような対応をしたのかである。

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