2022.06.04
# ビジネス

日本人に圧倒的に足りない「英語を話す力・聞く力」の伸ばし方

まずは「国際標準のモノサシ」を使う
今のグローバル時代において、「共通語」ともいえる英語。もはや業種関係なく、あらゆるビジネスパーソンの必須スキルといえるだろう。中でも求められているのが、日本人の苦手な「話す力」「聞く力」だ。どうすればこれら2つの力を伸ばすことができるのか? グローバル人材育成のプロで、株式会社プロゴス会長の安藤益代氏が語る。

日本人が「仕事の英語」で苦労すること

グローバルビジネスでは、コミュニケーションのスピードが価値を生みます。

今、世界で英語を話す人は20億人、つまり世界の4人に1人が英語を話すと推定されています。

そのなかで英語を母語とするネイティブはたった4億人。ビジネスでも英語を話す相手の圧倒的多くは、日本人と同じく外国語として英語を習得した人たちという時代です。こうした人たちと仕事をするときに、コミュニケーションの速さに差を感じることはありませんか。

Photo by iStock

先日、外資系企業や日本企業のグローバル採用への転職フェアに行く機会がありましたが、来場者の圧倒的多数は英語ノンネイティブの外国人。殆どの人が日本語は日常会話程度ですが、英語はできて当たり前で、英語環境で仕事をするにはまったく遜色ないレベルでした。

彼らは「TOEIC L&Rは満点だった。あれは簡単なテストだね」と口を揃えて言います。彼らにビジネス英語でもっとも重要だと思うスキルはと聞いたら、口頭でのやりとり、つまり「聞く・話す」とのことでした。

 

確かに、海外との仕事の進め方はディスカッションが大きなウェイトを占めます。読み書きにしてもやりとりはチャットが増え、長文メールより口語口調の短いチャットが好まれます。リモート会議システムの手軽さが「長々書くより話したほうが早いね」という進め方に拍車をかけています。

そのような英語のリモート会議では、日本人参加者は、「聞く・話す」で苦労します。

・英語を話す外国人同士の速いテンポについていけない。

・気後れして、わからなくても「わからない」とさえ言えなかった。

・相手の英語に訛りがあって、よく聞き取とれなかった。

・タイミングを逃したので会議後に意見をメールしたら、意見は会議中に結論を出す前に言ってくれと言われた。

自分が困難を感じていることは、相手も当然わかります。日本人が相手だと、意思決定に時間がかかる上、英語が不得手なので、スピード感をもって進められず、生産性が下がるという手厳しい声が実際にあがっています。

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