【ランキング】プロ野球、助っ人外国人選手の「ハズレ」を引いた、球団を実名で大公開…!

過去10年のデータを分析
西尾 典文 プロフィール

パ・リーグではずれの少ない球団は?

ワースト6位:日本ハム
主なはずれ選手:ハーミッダ(2015年・6000万円)、バーベイト(2019年・7000万円)、ハンコック(2019年・7000万円)

近年では王柏融が微妙なラインではあるが、ある程度の年俸を支払いながらもほとんど戦力にならなかった選手は3人だけと、大きな外れは少ない。毎年オフに入ると比較的早く新外国人と契約することも多く、早めに来季への準備をしているというのも伝統的な強さである。

ただ一方で長年チームの主力となった選手はレアードくらいしか見当たらず、在籍年数が短いケースも目立つ。そろそろ大当たりの選手を獲得したいところだ。

ワースト5位:ソフトバンク
主なはずれ選手:ペニー(2012年・2億2500万円)、ジェンセン(2017年・7840万円)
 

大型補強のイメージが強いソフトバンクだが、新外国人選手に関しては大きくはずしたケースは少ない。過去10年で唯一大きな失敗と言えるのがメジャーで最多勝経験もあるペニーくらいで、戦力とならなかった例は少ない。

投手ではサファテ、バンデンハーク、モイネロ、野手ではデスパイネ、グラシアルと長く主力として活躍している選手がおり、大きな博打に出る必要がなかったというのも失敗の少なさに繋がっている。

ワースト4位:ロッテ
主なはずれ選手:オルモス(2018年・6700万円)、レイビン(2019年・8800万円)、ダフィー(2017年・8200万円)、ドミンゲス(2018年・9200万円)、バルガス(2019年・1億6500万円)

投手も野手も他のNPB球団でプレー経験のある選手を獲得することが多く、その影響からかそれほど大きな失敗は少ない。近年では期待が高かったバルガスが目立つ程度である。ただその一方で主なはずれ選手からは外したものの、ナバーロや現在もプレーしているエチェバリアなどは期待したほどの活躍とは言えない。

現在も元日本ハムのレアード、元中日のロメロが起用されており、純粋な新外国人の発掘という意味では課題が残る。

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