2022.06.08

Netflix人気ドラマ『社内お見合い』に見る、ウェブトゥーン原作ドラマのアレンジの「正解」

ウェブトゥーン初ドラマの特徴

最近何かと話題のウェブトゥーンだが、ドラマ化作品を無数に生みだしていることでも知られている。2021年から2022年にかけての話題作を少し挙げただけでも『地獄が呼んでいる』『今、私たちの学校は…』『ユミの細胞』『ナビレラ』『D.P.』『アンナラスマナラ』などがある。

一方、日本に目を向けると、2013年のcomicoローンチによって国産ウェブトゥーンが作られ始めて約8年経つが、TVドラマ化作品は『サレタガワのブルー』などまだまだ数えられるほどしかなく、「ドラマでもヒットを連発」などとは言いがたい状況にある。とはいえ周知のように2020年代に入って多数の企業のウェブトゥーン制作への参入があり、映像業界もドラマや映画、アニメの原作になりうる人気IP創出を期待している。

日本で少女マンガの実写映画化が安定した興行成績をあげるようになって一般化したのは2010年代以降のことだが、国産ウェブトゥーン発の映像作品にも、客層と作品内容のマッチングに関するある種の「勝ちパターン」――“こういう原作をこういうかたちで映像化すれば売れる”という経験則――が確立される日はいつか来るだろう。

[PHOTO]iStock
 

ただ、ウェブトゥーンとドラマの関係はいわゆる「忠実に映像化」というものは必ずしも多くない。ドラマはドラマにふさわしいかたちでアレンジされている。

ここでは2022年2月28日にNetflixで配信されて以来ランキング上位にあるドラマ『社内お見合い』を例に、その関係を見ていきたい。

『社内お見合い』はHaehwaのウェブ小説を原作とし、漫画NARAK、脚色Egomaによるウェブトゥーン『お見合相手はうちのボス』が日本ではピッコマで配信されている。

日本語では原作小説は読めないが、ウェブトゥーン版とドラマを見比べていくとおもしろいことがわかってくる。

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