2022.06.10

「合コン」はしないし「マッチングアプリ」利用者は1割だけ…「若者の恋愛」の大変化

1974年から6年ごとに日本性教育協会が実施している「青少年の性行動全国調査」の最新2017年(第8回)調査では、高校生・大学生の性行動経験率は2005年に男女ともにピークになる(高校生男子26.6%、同女子30.3%、大学生男子63.0%、同女子62.2%)も、2011年調査では高校生、大学生ともに大きく低下し、2017年調査ではさらに低下した(高校生男子13.6%、同女子19.3%、大学生男子47.0%、同女子36.7%)。

また同調査によれば、合コンに「参加する」と答えていた割合は2005年には高校生の約1割、大学生の約4割だったのが、2011年には高校生は1%程度に激減、大学生でも2割強で、2017年には1割まで減少した。

合コンからマッチングアプリに移行したのだろう――と思うかもしれないが、そう単純には言えない変化が起こっている。林雄亮・石川由香里・加藤秀一編『若者の性の現在地』(勁草書房)に「出会い文化の変遷 マッチングアプリの利用に至る途」を寄稿した社会学者の羽渕一代・弘前大学人文社会科学部教授に訊いた。

[PHOTO]iStock
 

合コン参加者は4割から1割に激減

――合コンの時代は2000年代までで終わったんですね。

羽渕 私がゼミ生に聞いても「合コンはないですね」と言います。「この人とこの人は合いそう」と思ったとしたら一対一で紹介することはあるかもしれないけれども「合コンは面倒」だと。もっとも合コンに限らず、2010年に入ると崖から落ちたように「性交経験がある者の割合」や「性に関心をもったことのある者の割合」などが高校生、大学生男女で激減し、急激な「草食化」が多くの人間を驚かせました。

――マッチングアプリに移行したのでしょうか?

羽渕 2017年実施の第8回青少年の性行動全国調査では、出会い系サイト・マッチングアプリの利用率は大学生男子9.9%、女子7.1%、「ネットやアプリで知り合った異性と直接会う」と答えている割合は高校生男子5.3%、女子9.3%、大学生男子9.9%、女子11.1%です。かつて大学生の半分近くが合コンを経験していたのに比べればまだそこまでではありません。

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