埼玉・川崎・浦安まで壊滅…プーチンの核ミサイル「東京都心」に襲来、その驚愕の「威力と死者数」

もし、ロシアの弾道ミサイルに搭載された核兵器が新宿上空で炸裂したら……第二次大戦で使用された核をはるかに超える威力の熱線と衝撃波によって、東京23区の大部分が焼き尽くされてしまうことを前編記事暴走プーチンの核ミサイルが『東京・新宿上空』で炸裂したら…その『地獄』を完全シミュレーションする」で見てきた。後編では、図解で被害の範囲を明らかにし、生き延びるための術をお伝えする。

被害はさいたま市、川崎市にも及ぶ

後掲の図に(3)の円で示した半径約11kmの範囲にある人や物は、エリア2内のように瞬間的に焼き尽くされ破壊されるわけではないが、それでも危険なことに変わりはない。

「この範囲では、真皮を越えて皮下組織まで及ぶ、3度の重い火傷を負う人が多数出ます。広島では、爆心地から4km離れた場所にいた人が火傷を負ったとの報告もありました。水爆の威力は広島に投下された核の数十倍ですから、熱線のもたらす被害ははるかに広範囲に及ぶでしょう」(同)

葛飾区・墨田区・江戸川区を除く東京23区のほぼ全域が、このエリア3に含まれる。

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衝撃波は爆心地から離れるほど衰えてゆくが、800キロトンの戦略核兵器の場合、それでも半径約18.4kmの範囲では窓ガラスが割れるなどの被害が生じる。図中の(4)で示したエリアだ。南は多摩川を越えて神奈川県川崎市のほぼ全域、北は埼玉県さいたま市の浦和駅周辺、東は江戸川区と千葉県市川市の境界である江戸川までが含まれる。

「被害が比較的軽いエリアと言っていいですが、爆心地からやや離れているため、火球を直視してしまう可能性が高い。網膜に火傷を負い、視力を失ってしまうことも考えられます。閃光で一時的に何も見えなくなるため、交通事故などの二次災害も懸念されます」(同)

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