年収1000万の40代夫婦、6500万のペアローンを組んで「まさかの危機」に陥った理由

6500万円のローンを組み、首都圏に戸建てを購入したメーカー勤務のMさん(40歳)。フルタイムで働く奥様、ご本人ともに年収は500万円(額面)で、世帯年収は約1000万円でした。

月々の返済額は17万円弱、年間の返済額は200万円ほど。しばらくの間は、まったく問題なく返済することができていました。

しかし、【前編】「6500万のローンで戸建てを買った「年収1000万の40代夫婦」、「破綻」の危機に陥ってるワケ」で見たとおり、コロナ禍のなか奥様が勤める会社の業績が悪化、仕事の負担が増えたことによって体調を崩した奥様は、フルタイムからパートへの転職を余儀なくされてしまいました。

パートでの年収は120万円ほど。世帯年収はおよそ620万円まで落ちてしまいました。

そんななかで月々17万円、年間200万円ほどのローンの返済が困難になり、夫婦は小学生の息子さんを抱えて、呆然とせざるを得なくなります。この夫婦は、どのような落とし穴にハマってしまったのでしょうか。

〔PHOTO〕iStock
 

リスクに対応できる返済プランが重要

住宅を購入する際には、不動産の営業マンから必ず「資金計画」が提示されます。この計画は現在の収入で希望の物件が買えることができるのかという視点での返済計画です。しかし、この計画には盲点があります。それは、現時点の収入がいつまでキープできるのかという点です。

住宅ローンで重要なのは35年という長期間にわたり、返済を続けられるかという視点なのです。ほとんどの営業マンは、この「真実」を口にしてしまうと、客が物件を買えなくなるか、もしくは予算を下げてしまうという理由から、この視点を伝えることがありません。

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