2022.06.03
# サッカー

「俺たちの国立」FC東京とサポーターが新国立競技場にかける特別な思い

Jリーグは新たな時代へ

3年ぶりの行動制限のなかったゴールデンウイーク、サッカーJ1リーグのFC東京は、クラブ主催としては8年ぶり、リニューアル後は初となる国立競技場でのリーグ公式戦を開催。雨が降りしきるあいにくの天候ではあったものの、コロナ禍以降のJリーグとしては最多の4万3152人がスタジアムを訪れ、歴史的な瞬間を盛り上げた。

ガンバ大阪と対戦したこの日の試合は、前半38分にコーナーキックのこぼれ球をFC東京のアダイウトン選手が決めて先制すると、後半20分にもレアンドロ選手が追加点を奪い、FC東京が2対0で勝利。「大雨にも関わらず、スタジアムに駆けつけてくれたサポーターが見守る中で、ゴール決められたことはとても嬉しい」(レアンドロ選手)と白星を喜んだ。

 

Jリーグの新たな時代を告げる光の演出

青森山田高校を全国優勝に導き、プロ選手としては初めて新国立のピッチに足を踏み入れた松木玖生(くりゅう)選手、サッカー日本代表の長友佑都選手らが先発メンバーに名を連ねたこの日の試合は、チームカラーでもある青と赤の花火や炎、ライティングを組み合わせたライブ演出で幕を開けた。

松木玖生選手 photo by gettyimages

「FC東京やJリーグを観戦したことがない方が多く来場いただけることを想定し、豪華な演出をしたいという思いが出発点だった」(イベント部部長 五十嵐聡)というセレモニーを実現に向けてさまざまな苦労が伴ったというが、警察署や消防署との度重なる折衝や、ピッチを傷めない機材の設置方法を取り入れるなどの地道な努力を積み重ね、これまでに聖火以外の炎を使ったことがなかった国立競技場での演出を見事に実現させた。

(C)F.C.TOKYO

そして、演出の中で「特に強いこだわりがあった」という、花火と炎に合わせてピッチを照らすムービングライトは、スタッフ自らが放送室に出向き、動きのタイミングを指示。DJ RAMさんの音楽パフォーマンスも、新時代の到来を予感させる幻想的な空間を彩った。

(C)F.C.TOKYO

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