2022.06.09
# エンタメ

渋谷の「ラブホ街」をZ世代はこう楽しんでいる…女子大生を惹きつける「魅力の正体」

新型コロナウイルス感染症の猛威もようやくひと段落し、町にも賑わいが戻りつつある現在。しかし、その爪痕が未だ癒えていない場所があります。その1つが円山町のラブホテル街。度重なる緊急事態宣言による打撃に加えて、渋谷も若者の町から変わりつつある今、都市として大きな変換期に突入しています。

そんな円山町とラブホテルの現在を、Youtube『円山町チャンネル』を開設し円山町の魅力を発信し続けている、現役女子大生・内野未唯さん、『ラブホはわたしのワンダ―ランド』の連載を通じてラブホテルの魅力を発信し続けている現役東大生・時田桜さんに話を聞いてみました。そこから見えてきた円山町、そして渋谷の未来とは?

円山町は「まさしくカオス」

―お二人は現役大学生とのことですが、どういったきっかけで円山町を知ったのでしょうか?

内野未唯(以下内野):私の所属している学部が、都市のデザインを扱う学部で、研究室で都市計画・都市経営について学んでいました。その際に、東急株式会社の執行役員の方や渋谷開発チ―ムの方々に渋谷一帯の都市開発・都市経営提案をさせていただく機会があったんです。

8ヵ月ほど、実際に渋谷のエリアを歩いて実施調査をしていたこともあり、この場所の魅力の深さに気づいていきました。私が最も惹かれるのは「カオス」なところです。

渋谷と言えば若者の町、ギャルの町、買い物エリアなど様々な印象を持たれると思いますが、それだけではなく一言では言えないような要素があるんですね。

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裏手にいろんなラブホテルがあったと思えば、その陰に隠れて昔ながらの料亭もある。少し表に出ればたくさんのベンチャ―企業もある。

そのすぐ隣には都を代表する超高級住宅街があったり、多くの若者が集うセンタ―街や、いま最も地価が高い宇田川町があったり…。都市としても経済的な価値もまだまだ大きい。音楽も盛んだったりする町ですから、まさしくカオスですね。

時田桜(以下時田):私は単純にラブホテルが好き、と言うことからこの町を知りました。大学の1年ごろからハマり始めたのですが、当時付き合っていた相手とピンとくるまでラブホテルを探してデ―トしていたんです。

ホテルのフロントに入って部屋のパネルをみて、「これだ!」とピンときたところしか入っていなかったんです。そのホテルを選ぶ過程までをデ―トの一部にしていたんでしょうね。

ホテルはただ行為をする場所ではなく、その場も、選ぶ時間もデ―トの一環として楽しむものだと気づき始めたのがきっかけです。そこから足を運んで様々なラブホテルに行くようになりました。

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