両親からの圧力を受け、彼女との結婚を決意
そんな日々が1年ほど続いた、ある日。正人さんが帰宅すると、家に澄恵さんと共に澄恵さんの両親がいた。何がどうなっているのか、分からない…。そう困惑する正人さんをしり目に、澄恵さんは両親に向かって「この人が結婚相手だよ」と発言。
常々、澄恵さんから結婚したいとは言われていたものの、正人さん自身は金銭面に不安を抱えており、結婚はまだ…と思っていたため、予期せぬサプライズに仰天。しかし、澄恵さんの父親から「娘が長い間、世話になっていたことは申し訳ないと思っているが、こうして一緒に住んできたのだから、結婚して責任を取るのが男として当たり前。今更、結婚はしませんでは済まされない」と言われ、結婚話が進んでいくことに。

「そう言われると不思議なもので、自分の中でも結婚が現実味を帯びてきました。悩まされたり、苛立ったりすることはあるけれど、他のカップルもみんなそんな感じで、一緒に生きる中で折り合いをつけていくのかもしれないな、と。それに、僕がいなくなったら、頼れる場所がなくて、また自分を傷つけてしまうかもしれないとも思いました。」
こうして、情に厚い正人さんは澄恵さんと結婚することを決意。新しい人生を、ふたりで歩んでいくこととなった。しかし、結婚後、彼に待ち受けていたのは愛しい人からの耐え難い暴言。
<【後編】29歳夫が愕然…「誰よりも愛する妻」が、なぜか義両親の前でついた「ヤバすぎる嘘」”>では、正人さんが直面したモラハラ被害の実態をお伝えする。