死刑に立ち会った刑務官が明かす…死刑執行後の「遺族」を襲った大パニックの真相

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確定死刑囚3人の刑が昨年12月21日午前に執行された。死刑執行は2019年12月以来とおよそ2年ぶりで、岸田政権の発足後は初めてとなる。今回の執行を受け、確定死刑囚は108人となった。

日本では死刑判決はどう行われ、死刑囚はどんな生活をして、死刑はどう執行されるのか。前編に引き続き、漫画家・一之瀬はちさんが実際に死刑に立ち会った刑務官に取材した『刑務官が明かす死刑の話』を取り上げる。

「刑務官が明かす死刑の話」(竹書房)重版出来の話題作となっている
 

死刑執行のあとに…

裁判の判決を待つ未決囚や死刑囚が暮らす拘置所では、日々様々な事件が起きているというが、死刑執行後に事件が起こることもある。

1872年、放火の罪で死刑囚Sの死刑が執行された。遺体は遺族に引き取られることとなり、遺族は棺を刑場から運び出した。しかし、1キロほどすると、棺の中から「ギュルギュル」「ゴボッ」など謎の音が聞こえてきた。

「刑務官が明かす死刑の話」より

棺を確認すると、そこには息を吹き返した死刑囚Sの姿が…。親族は慌てて役場へ報告をした。その結果、Sの死刑は「成功」したものとされ、後に彼の戸籍は復活したのだという。

「今はもうあり得ませんが、これが日本において数例しかないという死刑執行後に復活した例です。ちなみにSの遺体は引き取り手がいなかった場合、解剖される予定だったというから間一髪でした」(取材したM刑務官)

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