2022.06.07
# マンガ

「同人ペーパー」をご存知ですか…?42歳女性が告白する「1995年オタク黒歴史」が刺さりすぎる!

「オタクがここまで市民権を得るなんて――」

人気漫画が原作の劇場アニメ作品が映画興行収入数十億円、企業とのコラボグッズが次々登場、2.5次元アイドルブームでチケットは即完売…。昨今、アニメ・漫画の市場規模は拡大するばかりだ。そんな状況に困惑する42歳女性の平成初期における“オタ活”を描く漫画『古オタクの恋わずらい』(ニコ・ニコルソン)が共感の声を呼び、SNSを中心に大きく話題を集めている。

『古オタクの恋わずらい』最新第2巻が発売中(c)ニコ・ニコルソン/講談社
 

当時、オタクを隠すのに必死だった…

主人公の佐東恵は42歳シングルマザー。子供の頃から生粋のオタクだが、娘がアニメ柄の服を着こなし、推しキャラのラバーストラップや缶バッジをカバンに着けて当たり前のように外出している姿に驚愕する。

「こんな未来、こんな青春…私の時代にはあり得なかった!!」

恵が青春時代を過ごした1995年といえば、コギャル・プリクラ・ポケベル・Windows95…。ネットも携帯も普及しておらず、まだオタクが市民権を得ていない時代だったと振り返る。

『古オタクの恋わずらい』より

17歳の恵は当時転校したばかりで、オタクを隠すのに必死だった。しかし、元気な人気者キャラ『天使なんかじゃない』の翠ちゃんを意識して空回りしたり、『SLAM DUNK』の流川くんがクラスにいないか妄想したりと、ついついオタク道を突き進んでしまう。『スレイヤーズ』『魔法騎士レイアース』『新機動戦記ガンダムW』など当時を彩る名作にもれなくハマり、オタク友だちとの文通に歓喜したり、時にクラスで浮いてしまったりとリアルな心情が描かれ、読む者の心に刺さる。

単行本第1巻が発売されるやSNSを中心に共感の声が多数寄せられ、大きな“バズ”を起こした本作。作者のニコ・ニコルソンさんは反響に対してこう語る。

「とにかく楽しい感想をたくさん頂けて嬉しかったです。90年代当時の思い出と共にツイートしてくださる方も多くて、皆さんの思い出想起装置としてもこのマンガが作用してるのかなと。

描いてる方としても読者さんのオタク青春時代や、黒歴史を知ることができて、『90年代当時はわからなかったけど、実は同じ思いの人が全国にいたんだ!』と数十年の時を経て同志を得た思いです。ここまでTwitterやSNSが普及してなければ気づけなかったことですよね」

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