元外資系社員が教える 円安・副業時代を勝ち抜く「ひとり商社」のススメ

誰でも「商社」になれる時代が来ていた
山下 貴史 プロフィール

輸入が社会を豊かにする

さて、今回の原稿の最後に、どうして私がここまで皆さんに「ひとり商社のススメ」を説くのか、お話しさせてください。

「起業をすれば、退屈な会社員生活では得られない充実感がある」「うまくいけば、会社員時代をはるかに超える収入を得られる」……ひとり商社を始めると、こうした利点があることは間違いありません。誰かに縛られる人生ではなく、自分で選んだ人生を進むためにも、起業は素晴らしい選択肢だと思いますし、そのなかでも特に「ひとり商社」は現実的な選択だと思っています。

しかし私は、もう一つのメリットを強調したいと思います。それは、「ひとり商社」というあり方を選ぶ人が増えることで、日本という社会を豊かにすることができる――ということです。

 

ひとり商社とは、つまるところ「日本にはまだない海外の魅力的な商品を、日本に持ってくること」です。「輸入」の本質とは、商品を通じて日本にない価値を持ってきて、新たな刺激を日本に与えることだと思います。

歴史上、日本は本当に多くのものを海外から輸入し、それによって日本社会に新たな豊かさがもたらされました。仏教や火薬といった大きなものから、野球やローラースケート、あるいはYogiboのようなリラクゼーショングッズまで。日本の文化やスタイルの多くは、輸入されたものによって大きく変化してきました。

私たちがまだ気づいていないだけで、世界には、日本をさらに豊かに彩る商品やサービスがたくさん存在しているのです。

自身で「ひとり商社」をやりながら、私のように海外の魅力的な商品を日本に持ってくる人が増えていけば、日本はもっと豊かになり、これまでとは違った価値観や発明が生まれる国になっていくと思うのです。

私が「ひとり商社のススメ」を説くのは、あなたのためであり、それはひいては社会を豊かにすることにつながるからです。

実践するかどうかは置いておき、まず、自分だったら何を扱うことができるか、どれくらいの規模で挑戦できるかーーそれを考えてみるだけでも、ただお酒を飲んで憂さを晴らすのとは全然違うわくわく感があることに、気づくはずです。

新たな人生の選択肢として、また日本社会を彩る方法として、「ひとり商社」という選択肢について、考えてみてはいかがでしょうか。

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