2022.06.07
# エネルギー

「洋上風力発電」で広がる波紋…! 「利権ベンチャー」擁護に走る「経産省・国交省」の不思議

3ヵ所総取りの三菱商事と惨敗の再エネベンチャー

去年の暮れ、三菱商事のコンソーシアムが本格的な洋上風力発電所の開発権を賭けた大型入札で、3ヵ所の権利を総取りしたことの波紋が広がっている。

惨敗した再エネベンチャー事業者の意を受けた形で、経済産業省と国土交通省がこのほど入札制度の見直し案を公表したのである。

ところが、この案は、これまでよりも洋上風力発電所の早期運転開始を重視するという尤もらしい掛け声とは裏腹に、再生可能エネルギーの普及の最大のネックだった発電コストの引き下げを有耶無耶にしかねないものだ。

前回の勝者である三菱商事だけでなく発電大手のJERAや東京電力リニューアブルパワー、九電みらいエナジー、住友商事などのメジャープレーヤーからも異を唱える声が噴出している。

洋上風力発電の価格が下がらないということは、企業や消費者が支払う電気料金の高騰もしくは高止まりに繋がる。

そうなれば、2050年までにカーボンニュートラルを実現するという国策の実現すら危うくなりかねない。両省の姿勢は国策への造反行為として糾弾されるべきものだ。

photo by iStock
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