自分以外の男性との子どもを妊娠した女性のために尽くしている、河合健太さん（仮名・30）。＜【前編】30歳会社員男性が絶望…結婚を意識した彼女が口にした「理想の家族像」＞では、健太さんが相手の女性・川村みずきさん（仮名・28）との出会いや惹かれ合いながらも交際を断念し、距離を取るようになった経緯をお伝えした。
後編では、健太さんが現在のような日々を送ることになった、まさかのトラブルを紹介。「浮気」や「お節介」という単純な言葉だけでは語れない恋愛模様から、ひとりの人を愛することの重さを学んでみてほしい。
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告白を断った3ヶ月後に他の男との子どもを妊娠
傷つけるようなことをしている自覚は、あった。けれど、自分の冷たい態度によって、「こんなにも傷つけられるなら、もういいや」と諦めてくれるのなら、それでいいと健太さんは思っていた。
距離を取り始めて、1ヶ月ほどは既読スルーをしても、みずきさんからたわいもないトークが送られてきていたが、全く反応を示さない健太さんに幻滅したのか、次第に連絡頻度は減り、やがて、一切なくなった。
これでよかったんだ。好きだったけれど、付き合っても、どうせ互いに明るい未来は掴めなかっただろう。そう考え、みずきさんへの想いを断ち切ろうとした矢先、「どうしよう、妊娠しちゃった」のトークが。それは、健太さんと距離ができ始めてから、わずか3ヶ月後のことだった。
「こんなに早く、他の男に気持ちがいったのかよ…と最初はショックでした。でも、もともと男に依存してしまうタイプだと言っていたので、まあ仕方ないかなと。とりあえず、状況を聞くことにしました。」
