2022.07.04
# 科学史 # 鉄道

生き証人が明かす、新幹線0系が「あの顔」になった理由

1964年の新幹線開業秘話

「新幹線」完成のドラマ

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日本が世界に誇る東海道新幹線には、東京オリンピックと同時期に開業するまで、幾多のドラマがあった。

1872(明治5)年10月、日本初の鉄道が、新橋-横浜間に開通した。鉄道創始国のイギリスに遅れること47年、アメリカに遅れること42年だった。

 

それから数えて、今年は150周年にあたる。日本の鉄道史の中でナンバー1のトピックを選ぶとしたら、おそらく多くの人が、1964(昭和39)年の東京オリンピックと同時期に開通した東海道新幹線を挙げるのではなかろうか。

「新幹線の父」と言われる人物は二人いる。

一人は、戦前から戦後にかけて鉄道車両開発のスーパー・エンジニアとして、D51蒸気機関車などを設計した島秀雄国鉄技師長(1901~98年)。

もう一人は、島技師長の上司で、いまも東京駅東海道新幹線19番ホームにレリーフがある十河信二第4代国鉄総裁(1884~1981年)だ。

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