2022.06.11
# 中国 # ロシア

「宇宙先進国」となった中国・習近平…「軍事利用」の示唆で世界に暗雲が立ち込めている

「宇宙強国」を宣言

6月5日、中国は有人宇宙船「神舟14号」の打ち上げに成功した。2021年4月に建設を開始し、今年末までに完成予定の宇宙ステーション「天宮」にドッキングして宇宙飛行士3人が乗り移り、約6カ月滞在するというのである。

この有人宇宙船打ち上げ成功を詳しく報じたのは、日本経済新聞(6日付朝刊)と産経新聞(9日付朝刊)2紙だけだった。

先ずはその詳細を、両紙報道を参考にお浚いする。そもそも既存の国際宇宙ステーション(ISS)は、1984年に米国主導で計画が開始され、1998年~2011年にかけて露・欧・日など15カ国が参加して建設されたものだ。

ロシアが保有するISSへの主要な輸送手段である宇宙船「ソユーズ」の名前はニュースなどで聞いたことがあるはずだ。建設中の「天宮」とISSを比較すると桁違いの規模の差に驚く。ISS:高度約410km、大きさ・全長108m、総重量420トン、滞在人数5~7人。天宮:高度約390km、大きさ・全長17m(現状)、総重量60トン(完成時)、滞在人数2~3人。

 

それにしても、である。そもそもは、中国の習近平国家主席(共産党総書記)が2013年6月に「宇宙強国」を宣言したことに始まる。早くも同年12月に月面探査機が軟着陸し、16年12月には「宇宙白書」を発表、長期滞在型宇宙ステーション「天宮」を22年までに完成させるとした。まさに6年後に公約を果たしたのである。

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