コロナ禍のテレビ報道への「強烈な違和感」…あまりにも無責任ではないか?

検証しなければ、また同じことが…
6月15日に小説『インフォデミック~コロナ情報氾濫』(講談社)を刊行した松野大介氏は、ABプラザーズとして芸能界デビューし1980~90年代に活躍。その後作家に転身。今回、ワイドショーを制作する側からコロナ報道を描いた真意を語った。
 

テレビ報道への違和感

たいていの方もそうだと思いますが、私は2年前(2020年)の2~3月には新型コロナにかなりの恐怖を抱いていました。

完全に引きこもり、地上波のあらゆるニュースとふだんは観ないワイドショーを1日中つけっぱなしにし、ネットで欧米のデータやニュース記事、さらに科学者・医療従事者が発信するコメントを観まくりました。

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やがてテレビ報道に違和感を持ちました。理由は主に3つ。

1. 欧米のテレビではインフルエンザと比較しているのに、日本では3月頃からインフルエンザとの比較をしなくなった(医学はデータ比較で前進する学問のはずなのに)。

2. 志村けんさんをはじめ、亡くなったり感染した芸能人・著名人をセンセーショナルに報じる姿勢。

3. 第一波後の5月に『バイキング』(フジテレビ系)が「不安 人出増加 気の緩み」と人混みを捉えた映像を放送しましたが、そのうち1つが3月の映像と発覚。『モーニングショー』(テレビ朝日系)でも人混みが写った画像が別の日に撮影されたものでした。他のワイドショーでは、新型コロナの治療にあたっていた医師が、自分の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されたといいます。

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