主婦30人が結託! 私が見た「不倫互助会」のヤバすぎる実態
「不倫は『必要悪』なんです」「噓のアリバイ」を作る
「互助会」とは「会員同士の助け合いを目的に作られた組織」である。しかし今回私が取材した互助会の「助け合い」は普通ではない。20~40代の主婦で構成され、「安心・安全に不倫をするために」お互いを助け合う「不倫互助会」のメンバーたちに話を聞くことができた。
北関東某所に実在するこの不倫互助会の中心的メンバーである由美子さん(41歳・仮名)はこう言う。
「結成は5年前くらいかな?きっかけはママ友のつながりです。不倫しているママ同士で『不倫隠し』を協力し合ってるうちに口コミや紹介で仲間が増え、最大で30人くらい在籍していました。コロナをきっかけに破局しちゃった人も多くて、今は少し減りましたが」
仲間内の友達数人と一緒に「不倫隠し」をするのとは訳が違う。30人とは驚きの数である。
大人数で結託して「不倫の隠蔽」をするのは結構だが、「家族を裏切っていることに対する罪悪感はないのか」と率直に問うと、由美子さんはこう答えた。
「不倫は私たちにとって『必要悪』なんです」

なぜ彼女たちにとって不倫が必要なのかについては後述するとして、まずは「不倫互助会」の活動実態をレポートしよう。
不倫互助会の主な役割は不倫という「罪」を隠すために「噓のアリバイ」を作ることだという。
互助会メンバーの加奈さん(32歳・仮名)が話す。
「互助会のママ友に協力してもらえば、不倫をしていても完璧なアリバイを用意することができます。例えば本当は不倫相手と過ごすのに、『ママ友のA子さんと遊びに行く』と夫に伝えるとします。
不倫当日は、不倫互助会の仲間であるA子さんと事前に撮っておいた画像を用意し、不倫相手と過ごしている最中にA子さんとのツーショットを旦那に送ったりして噓のアリバイを作ります。
下準備として日頃からA子さんの人柄やどういう経緯で親しくなったのかなどを、夫にさりげなく話しておきます。夫に『本当にA子さんとは仲が良いんだな』と思わせることができればこっちのものです」