2022.06.19
# 就活

部下の「働く気をなくすあるある」…周囲のやる気を奪う「あなたの無自覚な振る舞い」

その人がいるとピリピリして空気が悪くなる、秘密がすぐ漏れる、何かやろうとすると「そんな前例ないし、誰がその責任とるんだ」と潰される、産休・育休や有給を取ろうとすると「休むな」オーラを出される、言うことに一貫性がない人間から感覚だけで評価される……そんな「働く気をなくすあるある」と、それらを解消するために上司・会社が取り組むべき処方箋についてまとめたのが『こうして社員は、やる気を失っていく』(日本実業出版社)だ。著者である株式会社モチベーションジャパン代表・松岡保昌氏に、やる気をなくす職場改善のヒントを訊いた。

[PHOTO]iStock
 

言っていることとやっていることが違うとやる気をなくす

――やる気を上げる要素をいくら入れても、やる気をなくす要因があると意味がないということは、意外と意識されていませんよね。

松岡 多くの企業では従業員の「やる気をあげよう」と取り組むのですが、一方ではやる気を削いでいる行動がよく見られます。ところが本人たちはそれに気付いていない。この自覚がないことが問題です。

――松岡さんが本の中で指摘されているやる気をなくす要因のひとつは「言っていることとやっていることが違う」ですよね。経営理念が言葉だけで内実が伴っていないとか、「挑戦」「改革」と言うけれども実際やろうとすると潰されてしまうとか。

松岡 理念は創業から時間が経ったり経営者が交代したりすると形骸化するケースが多々あります。企業理念を定着させて維持するには継続的な努力が必要です。ポイントは「たとえばうちの場合、それってどういうことをすること?」という具体例に紐付けて社員が認識できるしくみを作ること。中間管理職が腹落ちしていなくて自分ごと化できておらず、メンバーに実感させられていないケースも多い。もちろん、従業員ひとりひとりに理念をきちんと解釈させるのは骨が折れますが、抽象度の高い言葉だけをいくら毎日朝会で唱和しても、リアルな仕事と結びつかないと形骸化してしまいます。

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