いま海外から帰国した日本人が「東横イン」で食べさせられる弁当 衝撃の中身をすべて見せよう【2022年上半期ベスト記事】

コロナ幽閉生活【前編】

2022年上半期、現代ビジネスで反響の大きかったベスト記事をご紹介! 以下は、2月12日公開《いま海外から帰国した日本人が「東横イン」で食べさせられる弁当 衝撃の中身をすべて見せよう》の再掲載です。

アルコール類は禁止です

2月9日、「まん延防止等重点措置」の延長などについて記者会見した岸田文雄首相は、「水際対策については、我が国として、G7でも最も厳しい水際対策を用意して、できるだけオミクロン株の侵入を遅らせるという取り組みをを続けてきました」と誇った。

現在もオミクロン株の感染拡大地域から日本へ入国すると、3日間〜6日間の宿泊施設隔離が義務づけられている。英国や米国、ドイツ、イタリア、韓国などから日本人が帰国しても、6日間の宿泊施設に入らねばならない。

これから明かすのは、昨年12月某日、韓国から成田空港に帰国した筆者が、この「宿泊施設」でどういう運命をたどったのかの記録だ。すでに掲載した『日本に帰国したら成田空港で壮絶いじめ 「古いスマホなら1万5000円払って」』『いま日本に帰国すると、成田空港であなたを待ち受ける強烈なリアル『イカゲーム』』に引き続き、コロナ禍での帰国者を待ち受けている実態をお教えしよう。

東横イン成田。1,384室を自治体が丸ごと借り上げている東横イン成田。1,384室を政府が丸ごと借り上げている

日本到着後、9時間がかりで筆者が到着した隔離場所は「ホテル東横INN成田空港」だった。関西国際空港や中部国際空港、仙台空港や福岡空港に飛ばされなかっただけマシだと思うことにしよう。

韓国からの入国者に科せられた「禁錮刑」は6日間だ。帰国した日は0日目と見なし、6泊7日をここで過ごさなければならない。宿泊費と弁当代は政府だか自治体だかが支払ってくれるため、入居者の負担はゼロなのが不幸中の幸いだった。

東横INNといえば、13平方メートルや16平方メートルのシングルベッドというイメージが強い。旅行カバンを置くスペースがない狭いタコ部屋で、6泊7日も閉じこめられたら気が変になってしまいそうだ。部屋の扉を開けるまで、心臓がバクバクしていた。ところがどういうわけか、筆者は運良く広い部屋をあてがわれた。ダブルベッドが二つに、2人がけのソファーとテーブルも別にある。風呂場はシャワーだけでなく、バスタブもあった。大荷物を広げる余韻スペースもある。命拾いだ。

ダブルベッドが二つある広い部屋に入れた
 
ダブルベッドが二つある広い部屋に入れた

部屋には以下の備品があった。
▼電気ポット
▼コーヒーカップ2個
▼ティーパックのお茶と梅茶
▼冷蔵庫(2リットル入りのペットボトルも入るサイズ)
▼シャンプー&コンディショナー&ボディソープ
▼ドライヤー
▼歯ブラシ
▼バスタオル&フェイスタオル(フロントに電話をかけると替えをもってきてくれる)
▼スリッパ
▼灰皿(筆者が入った部屋は喫煙可能だった)

チェックインのときに「アルコール類の持ち込みは禁止です」と告げられる。入国前72時間以内のPCR検査と、成田空港到着直後のダブルPCR検査で陰性が出ている健康体なのに、禁酒令を出されてしまった。ここは病院と同類らしい。おそろしい場所へ来てしまった。

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