死刑に参加した刑務官が明かす…死刑囚が死刑確定後に手渡される「しおり」の衝撃内容

確定死刑囚3人の刑が昨年12月21日午前に執行された。死刑執行は2019年12月以来とおよそ2年ぶりで、岸田政権の発足後は初めてとなる。今回の執行を受け、確定死刑囚は108人となった。

日本では死刑判決はどう行われ、死刑囚はどんな生活をして、死刑はどう執行されるのか。前編に引き続き、漫画家・一之瀬はちさんが実際に死刑に立ち会った刑務官に取材した『刑務官が明かす死刑の秘密』を取り上げる。

「刑務官が明かす死刑の秘密」(一之瀬はち)が6月17日より発売
 

死刑執行のあとに…

裁判を終え、死刑が確定した死刑囚は執行の日までどのような生活を送るのかだろうか。取材したM刑務官は語る。

「死刑確定後、その暮らしに必須なアイテムとなる『所内生活のしおり(死刑確定者用)』が手渡されます。そこには朝から夜までの一連の流れなど、拘置所内の生活について詳細に書かれている。死刑囚はこのしおりをもとに生活を送ることになります」

『刑務官が明かす死刑の秘密』より

このしおりには、拘置所での暮らしに必要な情報がほぼ網羅されている。特筆すべきは、老年の者にも読めるようかなり大きなフォントが採用されていること、そしてすべての漢字にふりがなが付いていることだ。

「漢字交じりだと、『オレは漢字が読めないからルールがわからない』など言い訳して好き放題しようとする受刑者がいるので…。また、使ったことはありませんが、外国人の死刑囚が出た場合のために英訳バージョンも用意されています」

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