日本でも深刻な少子化。でも、それ以上にとんでもなく少子化が進んでいるのがお隣の韓国だ。ニュース報道でも少子化が伝えられるが、なぜ韓国では子どもを産む人が減っているのか。一般庶民の声を韓国人ユーチューバーのジンさんと妻のJちゃんに聞き、まとめた。

日本で子育てをする韓国人からみた韓国の少子化の実態とは!?

JINさん(左)、妻のJちゃん(右)、真ん中は娘さんのぴょぴょぎちゃん。写真提供/JIN

以下よりジンさんのお話です。

取材・文/上田恵子

 

韓国では、赤ちゃんが珍しい存在に!?

3年くらい前に、私と妻のJちゃんと娘のぴょぴょぎとで韓国に里帰りをしました。その時、空港で知らないおばあちゃんから話しかけられたんですよね、「かわいい赤ちゃんねえ」って。当時、娘は生後5か月くらいだったんですが、おばあちゃんから「最近はこういう小さな子を見かけないもんだから……」と言われた時はビックリしました。「韓国では、すでに赤ちゃんが珍しい存在になってるんだ!」って。

私とJちゃんは現在30代の半ばですが、このくらいの年齢の人までは、ギリギリ結婚して子どもを1~2人産んでいる印象があります。今年2月に韓国の統計庁が発表したデータによりますと、2021年の「合計特殊出生率(1人の女性が一生のうちに産む子どもの数)」は0.81

最低でも2.1を確保できないと人口が減少すると言われるなか、韓国では2020年の0.84を下回り、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で最下位でした(編集部注・日本も20年1.34→21年1.30と減少傾向にある)。このまま少子化が進むと、韓国は世界で一番早く消滅する国になると言われています。

確かに韓国の友人・知人を思い浮かべると、子ども云々以前にそもそも結婚自体をしていない人が目立ちますし、離婚も多い。恋愛ドラマを観ていても、少し前まではハッピーエンドで終わり、主人公が結婚するところまで描く作品が多かったけれど、最近では結婚どころか、ちゃんとつき合うことになったのか不明なまま終わるものや、恋愛をしない男女が出てくるドラマもあります。

Netflixでも話題になったドラマ『39歳』も未婚の39歳の女性の友情と人生を描いている。写真/公式サイトより(JTBC)
こちらもNetflixで人気を集めた『私の解放日誌』。ソウル郊外の都市から通勤する3人きょうだいは30代で未婚。親世代は家父制度に縛られ生きている姿も描かれている。写真/公式サイトより(JTBC)

ドラマはあくまでもフィクションですが、少なからずその時の社会状況が反映されるので、現実にそういう傾向があるということなのでしょう。

妻のJちゃんは、現在も大学時代の友達10人ほどと連絡を取り合っていますが、そのうち子どもがいるのはJちゃんだけです。結婚せずに自身のキャリアを磨いている人が多く、「いい出会いがあれば結婚したい気持ちはあるけど」と言いつつ仕事に打ち込んでいる状況だそうです。私の姉も全然結婚する気配がなく、実家の母も仕方ないねと受け入れています。