閉経するのって、人間以外はシャチとゴンドウクジラだけらしい

「閉経」は、特異現象だった

ヒトの女性は、20~30歳代で出産適齢期を迎え、40~50歳代で更年期に入り、閉経後、残り数十年の余生を全うする。こんな一生を当たり前だと思ってはいないだろうか。

しかし、生物界全体を見渡すと、閉経後に何十年も生き続けるのは、むしろ特殊だと言える。子孫繁栄という目的を達成するためには、高齢になっても繁殖し続けられるほうが有利だからだ。生殖能力を失った場合はすぐに死んでしまう生物が多い。

 

実際、寿命の長い哺乳類には、年をとっても生殖能力が高い雌が散見される。たとえば、高齢とみなされる55歳の雌ゾウの生殖能力は全盛期の半分も残っており、子供を産むことができる。

実は、閉経をし、長く生きることが確認されている生物は、ヒトの他にシャチとコビレゴンドウ(ゴンドウクジラ属)しかいない。

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