2022年FRaU5月号でも総力特集をしている日本発のラグジュアリー=“JAXURY(ジャクシュアリー)”。JAXURYとは日本発(Japan’s)ほんもの(Authentic)、心地よさ(Luxury)を意味する、Japan’s Authentic Luxuryの略称造語であり、日本のものづくりやサービスにフォーカスしながら、日本発のラグジュアリーを世界に向けて発信していくプロジェクトです。

これからの時代を意識しながら世界や日本のあらゆる素晴らしいものに触れている様々な方に、ご自身が思うJAXURYなもの・ことを教えていただく「MY JAXURY」。今回登場していただくのは、人工ダイヤ「ラボグロウンダイヤモンド」を日本に広めた第一人者である河村真弓さんにお話を伺います。

天然とも共存できる!「ラボグロウダイヤモンド」から広がるラグジュアリーの地平

19歳、アメリカ在来時、ひとめ惚れし初めて自分のお金で手に入れたのがショパールのダイヤを散りばめた腕時計。そこで、偶然目に止まったエメラルドカットのダイヤのピアスの美しさと値段に衝撃を受け、ジュエリーの世界に魅了されたのが始まりです。それ以降、様々な天然のジュエリーを約7億円分コレクションしダイヤモンドの魅力に取り憑かれ、はや四半世紀が経とうとしています。そんな私が、新たに未来を感じ、世の中の女性に知ってほしいと始めたのがラボグロウダイヤモンド。ラボグロウンダイヤモンドとは、研究所(ラボ)で生成されるダイヤモンドのことで、天然ダイヤモンドと同じ成分や特徴を持ち、質や透明度など何ら変わりがありません。また、サステナブルな観点でみても天然ダイヤを採掘するときほどの環境負荷はなく、かつ継続して作り続けることができる。その点でも、今の時代に合っているものだと感じ、ビジネスをスタートさせました」

今回特別に、河村さんのジュエリーコレクションの一部をご紹介。世界中でもっとも美しい、世界最高峰のグラフダイヤモンドジュエリー。(天然/タイプ2A ダイヤモンド4ct Dカラーフローレス)
サイドにダイヤをあしらった一品。色が濃く美しい、イエローダイヤの中でも最高峰と言われる、カナリー・イエロー。グラフ イエローダイヤモンドリング(天然/9.04カラット)
透明感があり、色の濃い最高級のサンタマリア アクアマリン。角度によって色の変化が見られるのもカラーストーンの特徴。アクアマリン(天然/約15カラット)


天然ジュエリーに魅了された河村さんが同じ熱量で夢中になったラボグロウンダイヤモンド。天然とラボの同グレードのダイヤを比べた際、ラボの方が、不純物をほとんど含まない際立った透明感、輝きを持つとされています。

「天然ダイヤのインクルージョンは唯一無二で、ある意味、自分だけが手にするものであり愛着のわくもの。けれど、ダイヤに関しては、より大きく、より美しく。インクルージョンのない質の高いもののほうがいいと私は考えます。単純に、美しいものが好きなのです。今まで手の届かなかったグレードのダイヤも合成ダイヤなら手に入れることができる。それが魅力の一つでもありますが、だからといって天然ダイヤを否定するのではなく、その素晴らしさもまた格別。比べるものではないのです。これまで天然ジュエリーを愛してきた私だからこそ、どちらかを排除するのではなく、天然には天然の、ラボにはラボの良さがあると感じ、それらは共存できると信じています。淘汰されるとするならば、天然、ラボに関係なく、美しくないダイヤなのではないでしょうか。ぜひみなさんも、ラボグロウンダイヤと天然ジュエリーをミックスして楽しんでいただければと思います」

ショパールの招待で訪れた第75回 カンヌ国際映画祭のレッドカーペットにて。ショパールのネックレスのトップにLK ダイヤモンド ペンダント for Cannesを合わせた、この日のために制作されたペンダントをお披露目。半年かけて見つけた12カラットのオーバルラボグロウンダイヤは天然よりも手に入りにくいと言われる代物であり、世界初の天然ダイヤ×ラボグロウンダイヤの最高峰のジュエリー。