2022.06.24
# 不動産

63歳父が絶句…3500万のローンで「夢の二世帯住宅」を建てた親子、それが「破綻」を招いた理由

二世帯住宅の難しさ

田所健二さん(63歳・仮名、以下同)とその義理の息子(娘の夫)である小野田隆さん(38歳)親子は、親と子供の二世帯での楽しい生活を期待し、親子で協力して「二世帯住宅」を建てました。しかしやがて、母と娘の関係が崩れたことを原因に、二世帯での暮らしを解消しなければならなくなります。

ところが、いざ二世帯での生活を解消しようとしても、そこには、簡単に現在の生活を解消するができない、不動産に関する様々な問題があったのです。

気軽に二世帯住宅を建ててしまうと、場合によっては、いざ家族の間で問題が起きてしまったときに、二世帯での生活を解消するのに大きな苦労を伴います。じつは二世帯住宅には、こうした意外な「落とし穴」がひそんでいるのです。以下では、田所さん親子の経緯についてご紹介しつつ、二世帯住宅の落とし穴について見ていきましょう。

※この事例は、不動産コンサルタントである筆者が受けた相談を元に、プライバシーに配慮してアレンジを加えたものです。また年齢は相談時の2021年のものです

〔PHOTO〕iStock
 

千葉県某市、主要駅からバスで十数分ほどの閑静な住宅地に二世帯住宅を建てたのは2015年のことでした。土地は約280㎡、建物は木造の2階建てで、床面積は1階2階とも110㎡ずつの計約220㎡で、1階には田所さんとその奥様・清美さん(62歳)の二人、2階には小野田さんとその奥様・智子さん(36歳)、そして小野田さん夫婦の息子・真二くん(7歳)の三人が暮らしていました(※年齢は2021年のもの)

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