2022.06.24

【マンガ】「深すぎる闇」を抱えたイジメられっ子がとった「異常すぎる復讐手段」に震えが止まらない

ちゃんめい

――先生が一番お気に入りの拷問シーンはどれですか?

中武 プレイボーイの右代の拷問が一番うまくいったと思っています。あそこで登場した「苦悩の梨」という拷問器具は実在しますが、もうひとつ出てくる小型版は僕自身で考えたもので、それは右代の業というか“一番悪い部分”に突っ込もう! と思いついて……。

女性に向けて非道な行いを繰り返していた右代は、被害を受けた女性の手で……。©中武士竜/講談社

中武 あと、右代は死ぬ直前の表情も気に入っています。監禁していた女の子と向かい合って死を迎え、深い絶望を味わうことになるんですが、その死ぬ瞬間の表情はがんばって描きました。右代に限らず拷問の時の表情はほぼ想像で描いているんですが、気を付けないと同じような顔になってしまいそうで本当に難しいです。

©中武士竜/講談社

――ほかにお気に入りのシーンはありますか?

中武 俊の目的を知った女の子が彼を引き止めるんですが、そこで俊が拒絶するシーンです。ネームの時、担当編集さんに「このシーンはお話の鍵にもなる場面だから、ここで俊の顔をうまく描けないと漫画として終わるよ!」といわれて気合を入れて描いて。原稿があがって、すごく褒めてもらえたのが嬉しくて記憶に残っています。

 
序盤からヒロインとして登場する東。俊に淡い恋心を抱く彼女だが、その言葉は届かない。©中武士竜/講談社

「マガポケ」移籍は必然だった!? 作者が語るこれからの見どころ

――「マガポケ」移籍でブレイクしたことも話題になりました。掲載メディアが変わって何か工夫されたことはあったのでしょうか。

中武 一話あたりのページ数が「別冊少年マガジン」よりだいぶ少なくなったので、最初は読む方が次のページをめくりたくなるような「引き」や印象的なシーンを作るのに苦労しました。とにかく展開を早く、強い引きを作るのを心がけました。

――最初から「マガポケ」で、という話はなかったんですか。

中武 僕は紙の雑誌に憧れがあったので「別冊少年マガジン」で連載をはじめましたが、もともと担当編集さんからは「マガポケの方がウケるんじゃない?」といわれていたんです。「別冊少年マガジン」連載中に「マガポケ」で無料公開したときに反響がよかったという話もあり、「ああ、そうなのかな」と。話をいただいて、続けられるかはわからないけど読んでくれる人たちがいるし、最後まで描きたい気持ちはあったので移籍自体に迷いはなかったです。

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