「さっさと見限って、新しい人に向かった方がいい!」「女癖の悪さは一生治らない」

そんな読者からの反響が多数寄せられている『サレ妻シタ夫の恋人たち』(BE・LOVE)という作品をご存じですか? 作中では妊活中の夫婦間のすれ違いがリアルに描かれており、読んでいるうちについつい自分ごととして読んでしまう読者が続出! そんな本作品が生まれた意外なきっかけとは? 著者である村岡恵さんのインタビューをお届けします。

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\第1話を試し読み!/

マンガ/村岡 恵 文/FRaU編集部

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なんだろうこの温度差……

(c)村岡 恵「サレ妻シタ夫の恋人たち」/講談社

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同い年の夫と結婚4年目を迎える、鴛田もか34歳。夫・正臣との間に子供がほしくて妊活に励む日々を送っていたが、そんなある日、親友のゆりちんから信じられないような話を耳にする。

なかなかうまくいかない妊活、夫婦間での「妊活への向き合い方」にも温度差を感じ、落ち込むもか。そんな矢先、仕事先でクライアントの三角と最悪な対面を果たしーー!?

(c)村岡 恵「サレ妻シタ夫の恋人たち」/講談社

「そういえば 彼のほうから求めてきたのは いつが最後だっけ……?」

どこの家庭でも起こりうるようなリアルな夫婦間のすれ違いを描いた本作品。担当編集者曰く、読者からは夫・正臣への苛立ち・憤りの声と共に、主人公のもかを応援する声が多数届いているといいます。一体どのようにして生まれたのでしょうか? 著者の村岡恵さんにお話を伺いました。

ーーどんなきっかけで本作が生まれたのでしょうか?

「私は35歳で結婚10年目。夫と2人暮らしです。少し前から妊活を考えているのですがうまくいかなくて、何度も婦人科に脚を運んだり、ときには痛い思いをするのに未だに得られるものがなくて。幸い私の夫は協力的な人なのですが、ふと『これで、もしも夫までがエネ夫(妻の味方をせず、むしろ妻を苦しめるような夫)だったら本当に詰んでしまうな……』と思いました。しかし『妊活は皆が直面するわけじゃないから、エッセイ以外では昇華できないだろう』と放置していました。

しばらくして超有名夫婦マンガを連載されている先生に偶然お会いしました。『どうして夫婦関係をテーマを描こうと思ったのですか?』と質問したところ、先生からは『私の家庭は円満だからこそ、逆に安心して尖った話を追求できる』という意外な答えが帰ってきました。

私は目から鱗が落ち、帰宅してすぐにサレ妻、シタ夫、恋人たち……とキャラ表を起こしました。夫婦関係や不倫といった問題の中に妊活のつらさを入れ子にすれば企画になると思ったのです。クズ夫の正臣は、社会で生きる女性の生きづらさだったり怒りだったり……の矛先というか、仮想敵として描いています」

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(c)村岡 恵「サレ妻シタ夫の恋人たち」/講談社

ーー夫婦で一緒に向き合いたいのに、夫は別の方向を向いている……そんな夫婦間でのすれ違いを描く上で意識されていることはありますか?

「やはり人から話を聞くといろいろな夫婦がいるなと思います。既婚子ありの担当氏は『夫嫌い』を公言する仮面夫婦の妻でして、彼女の夫婦観はいつも参考にさせて頂いています。

また私はキャラクターに自分の人格を少しずつ振り分けて描いています。妊活でモヤッとした気持ちを主人公のもかに、繊細さんともいえるほどの共感性を三角さんに……と振り分けると、遠心分離機にかけた残りカスみたいなもの(笑)が出るので、それは女性読者の敵である正臣に割り当てます。『私だったらここまでひどい行動はとれない』という一線を超えるように心がけています。

筆者の私も、一話脱稿するたびに『次はどうなるのだろう……!?』とハラハラしつつ、登場人物の気持ちを丁寧に聞きながら描いております。一つの夫婦のあり方として楽しんで頂けると幸いです」


妊活中の夫の浮気疑惑、三角の出会い……この先もかはどうなってしまうのか? 今後の展開からも目が離せない。