近年、K-POPアーティストが音楽フェスのステージに立つ機会が増えている。8月に日本で開催される都市型ロックフェス「SUMMER SONIC(以下、サマソニ)」にも複数組が出演予定だ。出演増加の背景、K-POPアーティストが音楽フェスに出演する意味について、韓国の大手エンタメ企業の日本法人で勤務経験のある平松道子さんが、サマソニの韓国アーティストのブッキング担当者への取材などを交えて解説する。

世界的音楽フェスのメインステージに続々出演

先日、BTSメンバーのソロ活動が本格的に始動し、トップバッターとして、ラッパーでありダンスリーダーでもあるJ-HOPEのソロアルバム発売、そして7月末にシカゴで行われる大型音楽フェスティバル「Lollapalooza(ロラパルーザ)」への出演が発表された。同フェスにはGreen Dayやザ・キッド・ラロイ、チャーリーXCXと並び、7月31日公演のヘッドライナーとして参加予定で、韓国人のソロアーティストがアメリカの主要な音楽祭でメインステージに出演するのは、これが初の快挙だ(BTSと同じ事務所の後輩、TOMORROW X TOGETHERも同フェスの別日に出演予定)。

BTSのJ-HOPE〔PHOTO〕Getty Images
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ロラパルーザは、1991年に第1回が開催され30年以上の歴史をもつ大規模な野外音楽フェスティバルで、過去には、昨年BTSとコラボ楽曲を発表したコールドプレイ、メタリカ、ポール・マッカートニーなど、音楽ジャンルを問わず幅広い人気アーティストが出演している。

大規模な野外音楽フェスといえば、4月にカリフォルニア州で行われた「コーチェラ・フェスティバル」のメインステージに、7年ぶりに再結集した2NE1と、2020年にデビューしたaespaが出演したことも記憶に新しい。

コーチェラフェスティバル会場内のラウンジで撮影するaespaの4人〔PHOTO〕Getty Images

そしてこの夏、K-POPアーティストの音楽フェス出演はまだ続く。8月に日本で行われるサマソニでは複数の韓国アーティストの出演が発表されており、コロナによる行動制限が緩和されていくこれから先、今までよりもさらに多くの韓国アーティストが韓国以外の国で行われる大型音楽フェスへの参加も増えていくのでは、という期待が個人的にも高まっている。