円安歯止めかからず――金融緩和見直しの必要性が明白なのに、なぜ日本銀行は動けないのか?

日本銀行が政策変更しないかぎり、円安はとめどもなく続く。日銀が金融緩和から脱却できないのは、金利上昇によって経済に悪影響が及ぶからというより、日銀が債務超過に陥るからだ。

 日銀だけが金融緩和を拡大

世界の中央銀行が一斉に利上げに動いている。

by Gettyimages

アメリカ連邦公開市場委員会は、6月15日の会合で、政策金利の0.75%引上げを決めた。

 

イングランド銀行は、5回連続の利上げを決めた。スイス中央銀行も、約15年ぶりの利上げに踏み切った。さらに7月には、ヨーロッパ中央銀行が利上げを行う。

こうした中で、日本だけが金融緩和を継続している。日本銀行は6月16日の政策決定会合で大規模緩和を続けるとし、長期金利のコントロールを強めるとした。

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