2022.06.27

参院選に「異変」…? 岸田首相の街頭演説から消えた「意外な人々」

安倍政権時にはおなじみだったが

照りつける中での街頭演説

東京都心で観測史上最も早く猛暑日を記録した6月25日、JR吉祥寺駅前で岸田文雄首相の演説を聞いた。ジリジリと照り付ける日差しを避けるべく駅構内に入り、スマホで現在地の気温を確認すると、36度を超えていた。それでも演説を聞くために人が集まったのは、往年のアイドルの生稲晃子氏が立候補しているからだろうか。しかしそうした人たちの数は、これまでの参議院選と比べると少ないように思われる。

2019年の参議院選の投票率は48.8%で、44.52%だった1995年の参議院選に次いで過去2番目に低かった。だが今回の参議院選は、それさえも下回ることになるかもしれない。

日本記者クラブで行われた各党党首による討論会[Photo by gettyimages]
 

理由のひとつは野党の政党支持率の低迷だ。NHKが6月17日から19日まで行った世論調査によれば、自民党の政党支持率38.4%に対して野党第一党である立憲民主党は5.1%で、日本維新の会3.7%、国民民主党0.8%、共産党2.7%、れいわ新選組0.4%、社民党0.5%、NHK党0.3%となっている。野党7党の支持率を足しても13.5%で、自民党1党にさえ遠く及ばないという有様だ。

加えて内閣支持率の高さも、低投票率の理由になりえるだろう。「現政権で良い」ということになれば、それをわざわざ選挙で変える必要はないからだ。NHKが6月10日から12日までに行った調査では、岸田内閣の支持率は58.8%で、不支持率は23.1%。自民党が現行制度となって最多の65議席(選挙区47議席・比例区18議席)を獲得した2013年の参議院選挙(内閣支持率57%で不支持率25%)を彷彿させる数字だ。

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