大王製紙の御曹司、刑務所でフェラーリを「10億円分」通信販売で買い漁っていた…井川意高の「熔ける 再び」(3)【話題沸騰】

バカラ放浪記(3)
大王製紙の御曹司・井川意高氏による「バカラ放浪記 第2章」とも呼ぶべき告白本の続編『熔ける 再び そして会社も失った』が発売された。集中連載第3回目は、あっと驚く井川氏の行いについて紹介しよう。
短期集中連載(第1回はこちらから/第2回はこちらから

ディーラーと文通して指示

大王製紙元会長の告白本『熔ける 再び』には、バクチ話以外にも浮き世離れしたぶっ飛んだ記述がある。なんと刑務所収監中に“通信販売”でフェラーリを買いあさっていたというのだ。

〈刺激のない刑務所の中で自動車雑誌を眺めていると、まだ物欲の消えきっていない私は、ほしい車ができる。ディーラーと文通して指示を出しながら、限定版フェラーリを買い集めていった。

「コーンズ芝(フェラーリディーラー)に連絡して型番×××のフェラーリを注文してくれ」と頼んだり、オプション表を送ってもらって「AとBとCをつけて」とオプションを注文する。私はもともとポルシェ派ではなかったのだが、途中からフェラーリだけでなくポルシェも買い集めるようになった。

刑務所での食事の原価は、1日3食合わせてわずか400円だ。安いサバ缶みたいなものと麦飯と薄味の味噌汁を食べながら、数千万円単位のフェラーリを買う。刑務所に囚われているため、その車に乗ることもできなければ、眺めたり触ったりすることもできない。なのにコレクションはどんどん増えていった。〉
『熔ける 再び』77ページ)

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“通信販売”で購入したフェラーリやポルシェは、渋谷のセルリアンタワー地下駐車場に並べた。

〈超限定版のフェラーリは、1台200万ユーロ(約2億7000万円)もする。その次に高いフェラーリは、数百台限定生産でオプションをつけると6000万〜7000万円だ。このフェラーリも確実に値上がりし、売るときには1億円くらいまで値段が上がるはずだ。

1台200万ユーロの超限定車は、世界でもトップ中のトップの顧客にしか売ってくれない。次のレベルの6000万〜7000万円の限定車は、日本だとコーンズで過去に何台かフェラーリを買ったことがある顧客であれば、売ってもらえる。

1970年代以前に造られたフェラーリのヴィンテージカーを持っている客は、とりわけ強い。幸い私はデイトナ(フェラーリ365GTB/4)を1台持っていた。だからコーンズに頼めば、1台6000万〜7000万円の限定版フェラーリを買えた。  

いくらおカネをたくさん持っているからといって、購買の実績がない一見さんは売ってもらえないのがフェラーリの世界だ。1台、2台と言わず、何台でも車を買い集めてズラリと並べる。そういうコレクターはディーラーから信用され、限定版のフェラーリを買う権利を付与されるのだ。〉
『熔ける 再び』77〜78ページ)

刑務所で臭いメシを食いながら、井川氏はフェラーリやポルシェを1台ずつ買い増していった。

 

〈車を一番たくさん並べていたときでも、20台まではいっていなかったと思う。ただし2ケタは確実に超えていた。〉『熔ける 再び』78ページ)

自分でも正確に数を把握していない超高級車は、合計で時価10億円を超えるそうだ。

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