米倉涼子、松嶋菜々子…なぜ人は美脚に魅了されるのか?その歴史を考えてみた

美脚ブームの裏には深い歴史があった!

脚を見せることがタブーだった時代

「芸能人がSNSを使って、プライベートを公開するのは当たり前。ここ数年、自らのセクシーショットをあえて公開するタレントが増えています」(ジャーナリスト・伊藤明弘氏)

SNSにバカンス写真を投稿しているローラや長谷川潤、菜々緒は美しい脚が老若男女の大反響を呼んでいる。どのような脚が美しいかと問われたときに、すらっとした女優のような脚を思い起こす人も多いだろう。

江角マキコの『ショムニ』でのOL姿の美脚、米倉涼子の『ドクターX』での女医姿の美脚など、数々の思い出とともに脳裏をよぎる美脚たち。その存在は、見るものを大いに勇気づけてくれる。

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しかし歴史を紐解くと、時代や地域によって価値観が異なっていたことが分かる。たとえば中国の纏足。古来、足が小さいほどよいとされた風習だ。

「幼少期から足の指を折り曲げ布で縛るなどし、人工的に変形させていた風習です。その理由には諸説ありますが、踵から指先までが10cmほどであることが理想とされていました」(『フェティシズムの修辞学』などの著書がある作家・北原童夢氏)

脚を見せることがタブー視されていた中世のヨーロッパでは、1500年代後半のバレエの登場が、大きな転換期となった。

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脚を見せる文化をカルチャーとして一般化したものに、フランス発祥のキャバレーがある。ダンスの一種であるフレンチカンカンが生まれたのは1830年頃。

「スカートから脚が見えただけでも興奮したのは、19世紀まで欧米では女性の脚はロングスカートで完全に隠されていたからです。入場料を払ってでも観る価値があったのでしょう」(欧米文化に詳しいハリー宮竹氏)

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