Netflixで人気を集めたゾンビホラーシリーズ『今、私たちの学校は…』のシーズン2の制作が決定した。日本同様、映画やドラマでホラーや怪談ものが多い韓国。

梅雨明けで寝苦しい熱帯夜が続く今日この頃、やっぱり背筋がひんやりする怖い話は欠かせない。今回は、韓国の怪談、ホラー、都市伝説事情を韓国人YouTuberのジンさんと妻のJちゃんに解説してもらった。

映画やドラマの作品名も出てくるので、参考にしてみてほしい。

取材・文/上田恵子

以下より、ジンさんのお話です。

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韓国のホラーブームのきっかけは『リング』

『哭声/コクソン』『新感染 ファイナル・エクスプレス』『今、私たちの学校は……』『Sweet Home ー俺と世界の絶望ー』など、近年、韓国のホラー映画やゾンビものが高い評価を受けています。ちょっと前だと2003年に、イム・スジョンとムン・グニョンが美しい姉妹を演じた、ゴシックホラーの『箪笥』という映画が話題になりました。これは韓国に昔から伝わる怪談『薔花紅蓮伝(そうかこうれんでん/チャンファ ホンリョンジョン)』をベースにした作品です。

『箪笥』

『薔花紅蓮伝』の舞台は朝鮮時代。継母に殺された姉妹が幽霊になり、恨みをはらすという物語でした。映画とこの物語は全然違うストーリーなので、映画を観た時は驚きました。

そもそも韓国で、本格的にホラー映画ブームが起きたのは1998年。きっかけは、その年に公開された日本映画『リング』でした。『リング』は韓国でも大ヒットしました。あとは日本映画の『呪怨』シリーズもとても人気が高かったですね。個人的には何と言っても『着信アリ』。これは私の人生で2番目くらいに怖かった作品です。韓国映画にもホラー的要素があるものは過去にもありましたが、正直あまり怖くありませんでした。次々と上陸する日本映画のホラーの描き方、独特の怖さが話題を集めたのです。

また、日本では、漫画化の水木しげるさんがたくさんの妖怪を描いています。ものすごくたくさんの妖怪が存在していますが、韓国ではそんなに種類が多くありません。有名なところでは、ドラマにもなった『トッケビ』。これは鬼のことです。これも日本にいる妖怪ですが、『九尾狐(クミホ)』も韓国でも人気の妖怪です。